2013年の暮れ、事務所&住まいの引越しをしました。
海に面した約23坪の小さい家に事務所と自宅を構えてます。
敷地内の築200年の古民家も管理してます。

豊田家的エコ&ミニマムな生活を綴ります。
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築100年以上の蔵の調査
 最近、古民家保存の活動をしているため古い建物についての相談が多く寄せられています。

所有者さんが一番気になっていることは、
『修復可能かどうか』

その次に
『修復にはどのくらいの費用がかかるのか』

昨年の震災により、多くの古い建物が次々と解体が進んでいますが、
解体の足が進むにつれて勝手ながら寂しさが湧いてきます。

皆一様に悩んだ上での解体かと思いますが、
地震であんなに崩れてしまったから修復は無理だろうとの判断と
『今なら解体が無料だから』という理由で解体申請をした。という建物も少なくないはず。

でも、震災後1年たって少しずつですが落ち着いてきた今、
『大規模半壊の建物でも修復可能ですよ。被災状況によるけど、建て替えるよりも費用は安いです。』
と話をしていると、
『修復可能なら解体しなければよかった。』との声がちらほらと聞こえるようになってきました。

この一年で、様々な建物の調査同行をしました。
修復をした方が良いのか建て替えをした方が良いのかのアドバイスをして回っていたのですが、
築60年以上の古い家よりも、築30年前後の家の方が建物の被害が大きかったり、もともとの劣化が激しかったりする家が多かったです。

うちの所長は、できるなら修復を勧めたい人なので、よほどでないかぎり建て替えを勧めませんが、
修復費用と建物の価値(材料や技術面)のバランスから建て替えをアドバイスしてきた建物もこの年数が多かったです。
一方、築60年以上の古い家の多くは、柱や梁も太く使っている材料が良かったのと技術が優れていたのもあってか、修復を勧めていました。

そいいえば、『常陸の家』も築65年の母屋よりも築30年の増築部分の方が痛みが激しかった為、母屋を修復し、増築部部は建て替えました。

常陸の家』 左側がそのまま保存活用した母屋 右の2階建ては建て替えをした

今回、相談があった蔵は、築100年近くの立派な蔵でした。
その前からの経年劣化に加え、震災で壁が崩れてしまっていました。

調べてみると、蟻害も見られます。
『一部だけでも(梁だけでも)保存可能か』との相談でした。

費用はかかりますが、修復は可能です。と所長。

何よりも、この立派な構造材と同程度のものを建て替える時に新たに使えるかというと、
それこそ大変な費用が掛かってしまいます。

梁だけを保存し使うにしても、バキバキと壊してしまう無料の解体工事やさんにお願いするのは困難だと思います。



昔の大工さんの息遣いが聞こえてきます。



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